脅威か、黄金郷か? ― 2007年12月06日 03時55分03秒
標記をテーマとする講演会が、校内で開かれた。
イランのことである。
核開発疑惑や、対米強硬姿勢(お互い様だが。)など、政治的脅威とする見方の一方で、石油・天然ガスの埋蔵量は世界有数。
この国をどう見るか?というのが趣旨。
3人の招待者の中心は、Hubert VEDRINEユベール・ヴェドリーヌ。
彼は、ミッテラン政権で官房長官、シラク政権下においても外相(~2002、後任はド・ヴィルパン)を務めた人物。
「alliés, pas alignés(同盟すれども同調せず)」と、フランスの外交姿勢を象徴的するこの言葉を発したのも彼である。
他に、元イラン大使、中東専門家(中東国の元大使でもある。)といった、錚々たる顔ぶれ。
まずヴェドリーンが、外相としての経験も交えつつ、政治的関係の推移を中心に概説し、二人が、それぞれ政治情勢、資源・経済関係の重要性の側から講演した。
で、どうする?という三人の議論がなかったのが残念だったけれども、ヴェドリーンのフランスの政治家らしい格調高い話しぶりは際立っていて、満員となった会場がしんとして聞き入っていた。
日本にとっても、そのテーマは共有するものであるけれども、欧州から見ると、その距離感が違う。
地続きで、天然資源はパイプラインで送られてくるし、もしもトルコがEUに加盟したならば、お隣になるという関係。
その存在は、日本から見るよりも圧倒的に大きく見えるようだ。
ちなみに、日本で怪しい外国人の代名詞のような「イラン人」、こっちではそのような評価は聞かないので、念のため。(なぜ?)。
イランのことである。
核開発疑惑や、対米強硬姿勢(お互い様だが。)など、政治的脅威とする見方の一方で、石油・天然ガスの埋蔵量は世界有数。
この国をどう見るか?というのが趣旨。
3人の招待者の中心は、Hubert VEDRINEユベール・ヴェドリーヌ。
彼は、ミッテラン政権で官房長官、シラク政権下においても外相(~2002、後任はド・ヴィルパン)を務めた人物。
「alliés, pas alignés(同盟すれども同調せず)」と、フランスの外交姿勢を象徴的するこの言葉を発したのも彼である。
他に、元イラン大使、中東専門家(中東国の元大使でもある。)といった、錚々たる顔ぶれ。
まずヴェドリーンが、外相としての経験も交えつつ、政治的関係の推移を中心に概説し、二人が、それぞれ政治情勢、資源・経済関係の重要性の側から講演した。
で、どうする?という三人の議論がなかったのが残念だったけれども、ヴェドリーンのフランスの政治家らしい格調高い話しぶりは際立っていて、満員となった会場がしんとして聞き入っていた。
日本にとっても、そのテーマは共有するものであるけれども、欧州から見ると、その距離感が違う。
地続きで、天然資源はパイプラインで送られてくるし、もしもトルコがEUに加盟したならば、お隣になるという関係。
その存在は、日本から見るよりも圧倒的に大きく見えるようだ。
ちなみに、日本で怪しい外国人の代名詞のような「イラン人」、こっちではそのような評価は聞かないので、念のため。(なぜ?)。
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