労働者生活@ソデクソ(1)組織2008年07月28日 15時14分50秒

割と高い。
(写真はモントルグィユ通りの魚屋 )


僕が働いているのは、Sodexo France 、すなわちSodexoグループのフランス担当地域会社の、購買管理部。
組織は主にこんな感じ。
部長:ドミニクさん
→課長:パスカルさん(食品担当)のほか、非食品担当、経営財務担当、ロジスティック担当、地域ブロック担当など計5人
→責任者:オレリー(品質担当)のほか、ヴェロニクさん(野菜・水産物担当)、飲料担当、肉類担当、サプライヤー管理担当など
他に、庶務をこなすアシスタントの方が10人弱(←これは多すぎると思う。)。

ドミニク→パスカル→オレリー→僕 というラインで、直接にはオレリーの指示をうけて仕事をし、ヴェロニクさんや他の同僚に相談しながら、たまにパスカルさんに報告する感じ。

単純比較できないのは承知の上で、日本で働いていた時と比べて思うことは、まず、職員一人当たりの仕事は広い(量でなく、範囲)が、それぞれの個人としての責任分野が明確に区分されている、ということ。
僕も含めてほとんどが一人一部屋で仕事をしていて、職員相互間で日常的に盛んにやり取りすることはあまりない。

典型例が、ヴェロニクさん。水産物関係の仕事をする上で助言が欠かせないのだが、彼女は、物理的にここにいない。北フランスのリールの事務所にいる。
水揚げの関係で漁港の近くに駐在する必要があるのか?と思った(ただし、リールは内陸である。フランスで水産業が最も盛んなのは、北西のブルターニュ地方)が、単にリールに住んでいるから、というだけの理由。電話やメールで連絡を取り、必要な時にパリに来ればよく、それで十分仕事がこなせてしまう。

その半面、チーム一丸となって同じ一つの仕事をすることがなく、組織として機能させるときに発揮される力や勢いは、日本にいたときのそれの方が格段に上だろうとも思う。
もっとも、そうしなくとも(この会社では)世の中が十分回っているということであるのだが。