BONNE ANNÉE 2009 ! ― 2009年01月01日 00時24分33秒
新年@エッフェル塔にて ― 2009年01月02日 01時31分58秒
2009年の新年の瞬間(2008年はこちら)は、家からほど近いエッフェル塔で迎えることになった。
フランクフルトから旅行に来ていた旧友 F 君夫妻、その知人でパリに赴任してきた I さんご夫妻と6か月のお子さん、計7人で、エッフェル塔のあるChamps de Marsに向かう。11時半。
近所の行きつけの韓国料理屋で体を温めてあったのに、折からの冷え込みで、外気は氷点下。
凱旋門のあるエトワール広場と違い、ここは広大なため、人の数は多いけれども、暴走する若者の集団もなく、さほどの混雑はない。
正面、側道と、みなそれぞれ青いネオンで輝く塔が見える場所で、寒い中待機。
個人的に花火を打ち上げる者、多数。
カウントダウンはないので、今か今かと各自時計を見ながらと待つ中、 0時になった瞬間に、エッフェル塔全体が、白い点滅する光で覆われる。
(これは、毎日毎時のことなのではあるが、いつ見ても綺麗だ。)
これを見たフランス人は、一斉に、 Bonne Annee ! とはじけ、それぞれのグループごとに祝福しあう。シャンパンの栓が、至るところでポンポン抜かれる。
我々日本人組はというと、「ということで、じゃ、本年もよろしく」と慇懃になるのが好対照。
が、去年の経験を生かして、シャンパンとグラスは事前に準備してあったので、我々も乾杯!
5分間の点滅が終わると、さっきまで青かったエッフェル塔は、元どおりのオレンジ色の光にパッと切り替わった。
こういう演出はさすが。
凱旋門周辺の活気もそれはそれでいいのだが、今回は、秩序の保たれた美しい形の新年を、皆で楽しく迎えることができた。
フランクフルトから旅行に来ていた旧友 F 君夫妻、その知人でパリに赴任してきた I さんご夫妻と6か月のお子さん、計7人で、エッフェル塔のあるChamps de Marsに向かう。11時半。
近所の行きつけの韓国料理屋で体を温めてあったのに、折からの冷え込みで、外気は氷点下。
凱旋門のあるエトワール広場と違い、ここは広大なため、人の数は多いけれども、暴走する若者の集団もなく、さほどの混雑はない。
正面、側道と、みなそれぞれ青いネオンで輝く塔が見える場所で、寒い中待機。
個人的に花火を打ち上げる者、多数。
カウントダウンはないので、今か今かと各自時計を見ながらと待つ中、 0時になった瞬間に、エッフェル塔全体が、白い点滅する光で覆われる。
(これは、毎日毎時のことなのではあるが、いつ見ても綺麗だ。)
これを見たフランス人は、一斉に、 Bonne Annee ! とはじけ、それぞれのグループごとに祝福しあう。シャンパンの栓が、至るところでポンポン抜かれる。
我々日本人組はというと、「ということで、じゃ、本年もよろしく」と慇懃になるのが好対照。
が、去年の経験を生かして、シャンパンとグラスは事前に準備してあったので、我々も乾杯!
5分間の点滅が終わると、さっきまで青かったエッフェル塔は、元どおりのオレンジ色の光にパッと切り替わった。
こういう演出はさすが。
凱旋門周辺の活気もそれはそれでいいのだが、今回は、秩序の保たれた美しい形の新年を、皆で楽しく迎えることができた。
年頭所感にかえて、昨年の総括 ― 2009年01月03日 01時22分42秒
ここに載せるつもりはなかったのだけど、ま、いっか、とそのまま転載。
留学内容を主とした2008年の総括です。
-----
早いもので、渡仏から1年半が経ちました。
渡仏当初からの1年間は、パリ郊外のESSEC(エセック) Business Schoolにおいて、食品産業経営学を勉強しました。
授業は、食品学や獣医学などを既に修めた者に対して、
食品産業を主に素材として経営学を基礎から教えるという構成になっており、
ダノンやカルフールなど、フランスからヨーロッパを基盤として活動する食品産業の動きに触れることができ、
今後の自分に重要な視座ができたものと思います。
特に欧州内での国境を超えた企業再編のダイナミックさには、
日本企業の今後について、少なからぬ不安を覚えました。
この一環として、仏系世界三指の給食事業会社であるSodexo(ソデクソ)において、
4月から9月までインターンを行いました。
直前の水産庁での勤務経験に目がとまり採用された私の任務は、
Sodexo Franceが取り扱っている水産物について、持続的発展の観点から、
WWFなどのが公表している情報に基づき、北大西洋のタラや深海魚など、
資源状況が悪化し、社として供給を停止すべき魚種の選定等を行うというものでした。
「持続的発展」に対する欧州企業の感度の高さや、消費者のとらえ方や企業イメージなど、
日本また行政とは違う価値観、思考過程に触れることができ、
また、週35時間労働制や長期ヴァカンスを享受するフランス人のあり方は、
今後の自分の働き方・生き方にも影響を与える気がします。
2年目の10月からは、パリ第1大学の農業法コースで勉強しています。
フランス国内・EUの、農業にかかわる法制度、地理的表示、品種登録制度、食品衛生など、
じっくり勉強しているところです。
フランス語には相変わらずまだ難があり、もう少し上達したいところです。
カリキュラムの都合上、他の留学生にあるような長期の夏休みは取れませんでしたが、
それでも海外領土のグアドループやフランス・アルプスなどの国内、隣国へ旅行して見聞を広め、
また日々のマルシェでの買い物などを通じて、フランスの食生活も楽しんでいます。
留学生活も残り半年となりました。
得られる限りのものを得ていきたいと思います。
留学内容を主とした2008年の総括です。
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早いもので、渡仏から1年半が経ちました。
渡仏当初からの1年間は、パリ郊外のESSEC(エセック) Business Schoolにおいて、食品産業経営学を勉強しました。
授業は、食品学や獣医学などを既に修めた者に対して、
食品産業を主に素材として経営学を基礎から教えるという構成になっており、
ダノンやカルフールなど、フランスからヨーロッパを基盤として活動する食品産業の動きに触れることができ、
今後の自分に重要な視座ができたものと思います。
特に欧州内での国境を超えた企業再編のダイナミックさには、
日本企業の今後について、少なからぬ不安を覚えました。
この一環として、仏系世界三指の給食事業会社であるSodexo(ソデクソ)において、
4月から9月までインターンを行いました。
直前の水産庁での勤務経験に目がとまり採用された私の任務は、
Sodexo Franceが取り扱っている水産物について、持続的発展の観点から、
WWFなどのが公表している情報に基づき、北大西洋のタラや深海魚など、
資源状況が悪化し、社として供給を停止すべき魚種の選定等を行うというものでした。
「持続的発展」に対する欧州企業の感度の高さや、消費者のとらえ方や企業イメージなど、
日本また行政とは違う価値観、思考過程に触れることができ、
また、週35時間労働制や長期ヴァカンスを享受するフランス人のあり方は、
今後の自分の働き方・生き方にも影響を与える気がします。
2年目の10月からは、パリ第1大学の農業法コースで勉強しています。
フランス国内・EUの、農業にかかわる法制度、地理的表示、品種登録制度、食品衛生など、
じっくり勉強しているところです。
フランス語には相変わらずまだ難があり、もう少し上達したいところです。
カリキュラムの都合上、他の留学生にあるような長期の夏休みは取れませんでしたが、
それでも海外領土のグアドループやフランス・アルプスなどの国内、隣国へ旅行して見聞を広め、
また日々のマルシェでの買い物などを通じて、フランスの食生活も楽しんでいます。
留学生活も残り半年となりました。
得られる限りのものを得ていきたいと思います。
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