サント・マリー2007年07月29日 12時56分28秒

アルルを早朝に立って、今日の起点である海沿いの町、サント・マリーに到着。

教会に立ち寄ると、路地から路地から、民族衣装をまとい、同じ型に髪を結いあげた地元の若い女性、若くない女性がつぎつぎ集まってくる(写真)。その数200人くらい。

今日はお年に1度のお祭りだそうな。10時になると、教会の扉の前に2列縦隊に並んで中に入り、何やら儀式。その後は、カマルグの白馬に乗った男達に先導されて、町中を練り歩いていく。

素朴だが、この小さな町でずっと受け継がれてきたものだろう。フランスに来てから初めて、思いがけず、こうした伝統的な人の営みに触れることができた。

カマルグ湿原2007年07月29日 23時48分20秒

野生のフラミンゴの群れ
思いがけずサント・マリーで時間を費やしたが、借りていた自転車にまたがって海沿いを東に行けば、すぐにカマルグ湿原に。

この湿原は、フランス東部を南流するローヌ河の河口デルタに位置し、大小の湖沼は淡水と海水が入り混じる豊かな環境にあり、フランス有数の自然公園となっている。

右に青い地中海、左に広大な湿原、正面にはどこまでも広い空を眺めながら、まっすぐのびた砂利道を駆けていく。
最近忘れていた、或いは今まで知らなかった何かを、全身で吸収しているような、そんな満たされた気持ちになる。

ほどなく、野生のフラミンゴの群れに遭遇(写真)。
欧州での生息地はここだけである。全身ほのかなピンク色で、羽を広げた時に見せる朱色が映える。汽水域のエビを好むらしく、みな水底をくちばしで漁るのに余念がないのだが、そーっと近づこうとすると、一斉に飛び立つでもなく、望まざる好意に感づいて微妙に距離を置き始める女性のように、餌を探しながらゆっくり背を向けて遠ざかっていく。望遠レンズを失念したのが悔やまれてならない。

1時間ほど走って脇道へそれれば、砂浜に到達。湿原の奥にあるため、こんなにきれいで広い砂浜でありながら、人はまばら。海に入る準備をしてこればよかった・・・と、何をかためらうことやあらん。その場でトランクス一丁になって海水浴。少々水は冷たく波も荒かったが、これまでの汗も流せてたいへん気持ちよい。

炎天下、体力の衰えを実感しつつ、15キロの復路を帰還。

なお、全身で吸収したものには紫外線が多分に含まれていたようで、翌週の授業で「インディアン(又はインド人)みたいに日焼けしたね」と言われる始末。