トラブル続き2008年02月06日 05時38分17秒

① 学校の授業料が、僕の口座に振り込まれた。
 銀行から電話がかかってきて、振込者は誰か、目的は何か、証明をよこせ、と言ってきた。
 そんなの、振込者名を確認すれば、アヤしくないことは明白だろうに。聞いてもらえず。

② 僕の口座がある①の銀行は、ソシエテ・ジェネラル。すなわち、最近トレーダーによって巨額の損失を被ったところ。
 なんか影響あるの?

③ 必修である企業研修は、最短の4か月を見込んでいたところ、通常6か月しか受け入れがないとのこと。
 それじゃヴァカンスがないぢゃないかっ!

④ 企業研修が半年も続くなら、このセルジーから脱出して、花のパリ生活でもしたいところ。
 しかしこの寮、学校の寮のくせに、「契約期間短縮不可。7月末まで代金支払え」などといっている。
 学生の便宜、賃借人の保護って概念はないのか?

⑤ 僕は、留学中に企業研修をしても、報酬をもらってはいけないことになっている。
 しかしながら、最近フランスで労働法制の改正があって、この2月1日から、研修生を受け入れる企業は一定の報酬を支払うことが義務とされた。
 これって、フランス国内で企業研修できないってことなのか?
 ほんとに金いらないから。抜け道はないのか?
 英語しゃべれないって。

⑥ Amazon.co.jpで和書を買ったら、ひと月経って、FedExから関税請求が来た。
 知らなかった。しかも、書類作成手数料のほうが高い(10ユーロ)じゃないか。

⑦ 妻の滞在許可証がまだ下りない。
 気長に待つしかないのですがね。

⑧ 職場で後任の方に引き継いだ仕事が、またもめているらしい。
 すみません。


しかしまあ、いっぺんに来るもんだ。現時点ですべて未解決。

いろいろトラブル続き。
仁鶴でも出てきて、まぁるく収めてほしいところ。

就職説明会12008年02月07日 23時31分56秒

5日、6日の両日、CAMPUS ESSECなるイベント、要は大合同就職説明会があった。

この両日、計170を超える企業が、校内に設けられたブースで、各学生ごとに、個別に企業研修・就職の相談・受付けを行う。
学生にとっても、企業とファースト・コンタクトを取ることができる機会なわけ。

大半の学生は企業研修の申し込みをする。
ここで言う「研修( stage )」という語には、「見習い期間」という意味もあって、研修終了後はそのまま正規採用になることが通常予定されている。
だから、研修採用はすなわち就職を意味するといって良い。

僕は就職しないはずなので、研修だけを申し込む。
僕が回ったのは次の会社。農産物の購買部門を希望した。

第1日
ダノン(乳製品等)
ネスレ・フランス(食品)
ペプシコ・フランス(食品)
カルフール(流通)

第2日
ベル(乳製品)
ユニリーヴァ(食品)
クラフト・フーズ(食品)
カジノ(流通)
マクドナルド・フランス(外食)

会社側の対応は二通り。
・ 履歴と希望分野を勘案して、適当なポストがあれば後日連絡する
・ 履歴書はあずかるが、申込みはウェブサイトから別途行ってほしい
僕の周った会社は圧倒的に後者が多く、結果的に両日ではあまり進展がなかった。

(つづく)

就職説明会22008年02月07日 23時53分01秒

僕については、そもそも
・ 研修後の就職を考えていない
・ その分野での企業実務経験がまったくない※
・ フランス語・英語とも難あり
という点で、他の学生に比べてあまりに特殊、ハンデが大きい。

(※ こっちの学生は、しょっちゅうインターンをやっているので、分野こそ若干異なるとしても、「企業」実務の経験は多少積んでいる。)

また、研修先についても、食品関係の会社で、かつ日本にも子会社があるなど関係のある会社の方がいいなと思っているのだけども、そういう有力な会社はえてしてフランス人の間ですら競争率が高い。
ジレンマである。

しかも、両日の結果を踏まえて教授に相談に行ったところ、「購買」部門はわりとテクニカルなので、研修のみでは、受け入れ実績はごく僅かとのこと。
そんな事実があるとは、準備不足ではあるが、大誤算だった。

さらに、唯一優位性があると思っていた「無給」で働くということについても、企業側にとって必ずしも利点ではないように思い直さざるをえない。
というのも、企業は研修生を労働力とみなして採用しているので、一人前に働けなければ逸失利益が発生することになる(コストゼロで、若干の付加価値を与えうる、ということには通常ならない。)。
それよりは、若干のコストはかかるがリターンもある、使える学生を採用したほうが良いわけ。

ダノンでは小面接もあったのだけど、

「君を採用することの、ダノンにとってのメリットは何?」

と、至極まっとうな質問をされ、「そんなのねーよ」と言うわけにもいかず、四の五の答えて一応理解してもらったのだけど、10日後、あっさり不採用の通知をもらった。

前途多難。

フランス国際柔道12008年02月10日 04時43分31秒

中央は、試合前で待機している井上康生(道着白)
パリで開催された、フランス国際柔道の第2日を見に、例のベルシー体育館へ妻と行ってきた。

フランスはJUDOが盛んで、今の同級生にもJUDOを習ったことのある男も少なからずいるのだけど、この地で行われるフランス国際は、ヨーロッパでもっとも権威のある大会となっている。
第2日は男女とも重量級。個人的には、北京五輪に向けて後がない井上康生が、優勝して挽回するところを期待していた。

大相撲的な感覚で、初めのほうは省略(日本人なら負けないだろうと。)して、開始2時間遅れの11時頃についたら、5面ある会場では各階級とも試合が進んでいて、席についたらすぐ、井上康生が登場。

ポーランドの選手との試合(2回戦)は、5分+延長(ポイントに差がついた時点で終了)5分でもポイントが付かず、旗判定で勝利。

続く準々決勝は、オランダの選手と対戦。
康生の内股と、相手の返し技=倒れるときに強引に上方へぶん投げられた=で微妙な判定。
主審の返し技一本の判定に副審が異を唱え、康生一本勝ちに変更になったのだけど、これはひやりとした。

準決勝。相手は、昨年の世界選手権の覇者でもある、フランスのリネール。
体育館全体がリネールへの今日一番の大声援だけれども、それは相手が井上康生だということを、観客がわかっているから。

「康生ー」っと大声で叫ぶと、周りの観客の白い目が飛んでくるが、お構いなし。あんたたち盛り上がってるのも今のうちだよ、と。
しかし、こんな異国の地、完全にアウェーの環境で頑張っている日本人がいるのを見ると、一同胞として、頼もしく思えると同時に、なんとかしてこれを乗り越えてほしいと思う。

試合は、最初の5分ではポイントが付かず、延長に入って効果を取られてそこで敗戦。

沈黙する観衆の中で大喝采して見返してやろう、そうできるはず、と思っていたのだけど、その願いは空しく潰えてしまった。

井上は、3位決定戦ではいいところなく一本負け。

(つづく)

春の訪れ2008年02月20日 01時15分22秒

窓から見る小学校の校庭
最近どうも目がかゆくて、目薬が手放せない。
この間も、窓を開け放していたら、くしゃみが一日止まらなくなった。

そんなに花粉症がひどい方ではないのだけれども、それによって、春の訪れを感じるここ数日。

花粉症というものは、フランスにも存在する。Allergie aux pollens
同級生のガエトン曰く、その原因は「花」の花粉だ、と。

彼はそう言ってそばに植えられていたパンジーを指差したが、文字通り花の咲き乱れるような場所にいるわけでもなし、原因は未確認。
パリ市など、マロニエの街路樹の多いところでは、その花粉がそれなりに飛ぶらしいが、いずれにしても日本のスギ花粉とは違う。

2月に入ってからも、たまに朝方霜がおりるくらいで、比較的暖かい日が続いている。今日の気温も、2℃から14℃。
今年が暖冬であることは間違いないようだし、あまりに身構えすぎていたからかもしれないが、拍子ぬけの感あり。

部屋の窓から見える小学校の校庭では、木に花が咲き始めていた。

こっちはもうすぐ、春ですよ。

修学旅行2008年02月23日 21時51分15秒

24日から1週間、修学旅行でオランダに行ってきます。

訪問地は、ロッテルダムと、アムステルダム。
ユーロポート見学、ユニリーヴァ、ヤクルト、カーギル等の会社訪問など。

自由時間がほとんどない。。。