モントルグィユ通り2008年07月30日 00時50分03秒

3か月住んだ2区モントルグィユ通り。


かつて、南に隣接するレ・アールに常設市場があった頃、そこで仕入れてきた新鮮な食料品が売られた賑やかな街。
歩行者天国に整備されたのが約20年前で、大家に言わせれば、それ以前はもっと食料品に特化した独特の雰囲気だったとか。


モネの絵にも描かれている(「モントルグィユ街、1878年6月30日の祝祭」、オルセー美術館)し、ルイ・ヴィトンのバッグにも冠されたものがある。


二人で住むには手狭なので、名残惜しいが、引越すことになった。
最後の晩は、通りの中でもお気に入りの店で、夕食を揃えた。


鶏の丸焼き /Roger
いい肉屋はたくさんあるが、一番質がいいらしい。店頭の専用機でいつも焼かれている(ブレス鶏も別にある。)
うまく脂が落ちていて、しっとりとおいしい。小ぶりで6ユーロ。


チーズ /
数軒あるチーズの専門店のうち、顔なじみの店から。
アルザスのミュンスター(オレンジの方)と、パリ地方特産のブリー・ド・モー。


バゲット(袋の中) /Eric Kayser エリック・カイザー
パリに数店舗ある、おいしいと評判のパン屋(日本にも数店あり)から、いつものバゲット(フランスパン)。1.2ユーロ
先日の洞爺湖サミットの「パン責任者」として、エリック氏が随行したそうで。


お菓子 /Stohrer ストレール
ポーランドの皇女がルイ15世に嫁いだ際、随行して来た菓子職人が1730年に開いたパティシエ。パリ最古と言われる。ケーキだけでなく、総菜もおいしい。
お買い上げは、ミルフィーユと、名物ババ。スポンジにたっぷりのラム酒を漬したもの。


ワイン /Vaccus
パリに数店ある系列店。今日は最近お気に入りの一本を。ベルジュラックのChateau Monestier la Tour、メルロー主体。
9.5ユーロ。このくらい出せば、普段使いには結構いいワインが飲める。日本なら3千円は下らないと見た。

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