モンサンミッシェル(3)干潟2009年04月13日 00時02分38秒

潮の干満の差は、10メートルあるとか。
島の頂上のテラスから見る干潟の光景は圧巻。

訪れた時間はちょうど潮が引いて行くころで、陸と島を結ぶ観光道路の脇にある駐車場は、まだ泥に浸かっている。

この泥、ツアーガイド氏によれば、絶対に踏むな、とのこと。
あまりに臭くて靴をダメにするし、バス内が大変なことになる、と。

とはいえ、干潮の時間には干潟探検ツアーがあるようで、砂の上をはるか遠くまで歩いていく人たちも居たりする。

潮干狩りなんかもできるんだろうか???


ところで、陸から島へ観光道路をつくってしまったために潮の流れが変わり、モンサンミッシェルが今や陸続きになりかかっているという話。

これを回避するため、陸と島を結ぶ道路を取り除いて橋を架けるとともに、陸側にダムをつくって人工的に水流をつくる工事が、今始まっている。
何年かしたら、陸から見る眺めは、今とはちょっと違ったものになっていることだろう。

モンサンミッシェル(2)オムレツ。2009年04月13日 00時03分49秒

3月29日(その2)

これが、この島の名物、オムレツ。
おいしそうでしょ?

どのくらいおいしいかというと、ひとくち食べた母が、

「これはしっかりお塩を振った方がいいね」

と、息子から見ても結構な量をかけていた、くらい。


そう、これ、前評判にたがわず、おいしくない。

オムレツ、という名前だけども、卵(一人分でせいぜい2個か。)に小麦粉か何かを混ぜ、しっかりかき混ぜて泡あわにした上で、フライパンで表面を焦がした、という料理。
ほとんど味がしない。

大昔、プラールおばさんが、島を訪れる巡礼者のために考案した料理とのこと。
健康のため卵は使うけど、少ししかないから、ボリュームだけは大きく見せようとがんばった、と、そういうことなんだろう。

モンサンミッシェル(1)2009年04月13日 00時12分58秒

3月29日(日)その1


「子供の時に写真を見て以来、40年来越しの憧れ」

とは、来仏した母の言。
今やフランス国内で、パリのノートルダムに次いで観光客が訪れるというモン・サン・ミッシェルに、母と妻の三人で行ってきた。

パリを朝7時に出発のバスツアー。
途中、セーヌ川下流の田舎町に立ち寄って西へ、モンサンミッシェルに着いたのは午後1時。

写真や映像で繰り返し見たことのある風景であはあるが、だだっ広い草原、潮の引いた干潟の先にすっくと立つその姿は、感動ものである。